資産運用のリスクは投資初心者が思っている以上に闇が深いものです

資産運用のリスク

コルクボードに書かれたリスクの文字

長期化した超低金利時代や老後2,000万円問題、物価高騰などを理由に資産運用を始める人が増えています。
昨今はスマホアプリで手軽に投資できるツールが普及していて、学生やフリーター・主婦など余剰資金が少ない状況で投資をしている人が多いです。

 

正しい知識を身につければリスクを軽減させることが可能ですが、回避するのが困難なリスクもあるので注意してください。
資産運用する際は思い通りの成果が出ないリスクを理解しておく必要があります。

 

元本割れのリスク

元本割れと書かれたブロック

株式や投資信託など投資商品の多くが元本保証をしていません。
思惑と逆の値動きをした場合は大きな損失を出す恐れがあるので注意してください。

 

リターンが大きいのに元本保証がある金融商品は、販売元の破綻などで損失を出すリスクがあります。

 

換金するタイミングの難しさ

資産運用は余剰資産でやるものですが、いずれは換金することを目的にしています。
株式などを保有したまま相続した場合は税制面で不利なことが多く、手続きが難しくて預貯金に比べて親族が揉めやすいので注意してください。

 

資産運用は売却などして換金するタイミングが重要です。
計画的に投資の観点で適したタイミングを見極めるのが理想ですが、お金が必要になるなどの事情で換金するシーンもよくあります。
出費などの都合で売却時期を決めてしまうと、セオリーを無視した不適切なタイミングになって損をするリスクが高いです。

 

現金が必要な事情がなくて市場動向から適切な売り時を見定めていても、正しい判断をするのは非常に難しいです。
将来の価格を完璧に予想するのは困難で、「あの時に売っておけばよかった」などと後悔するものですが、投資は常に冷静な判断をしないといけません。

 

 

メンタルの乱れから感情的な判断をして、大きな損失を出す人がたくさんいるので注意してください。


メンタルの乱れから感情的な判断をして、大きな損失を出す人がたくさんいるので注意してください。

 


 

借金を背負うことも

FXや信用取引などレバレッジをかけた証拠金取引は、元本を全て失うだけでは済まずに追証が発生して借金を背負うリスクがあります。
金融商品や手法によって投資の損失リスクは無限に上昇するので、資金力に応じて無理のない範囲で資産運用することが大切です。
初心者は証拠金取引には手を出さないことをおすすめします。

 

現物でも大きな損失を出すリスクがあるので、なるべく低リスクで長期的に資産を増やすことを目標にするとよいでしょう。
デイトレードやスウィングトレードなど短期間で大きな利益を出そうとすると、期待できる利益に比例する形で損失のリスクも高まります。

 

市場全体の急落リスク

リーマンショックや東日本大震災などネガティブで大きな出来事が起こると、市場全体が急落して大混乱します。
普段は数%程度の値動きしかしていない場合でも、何かをきっかけに短期間で価値が大きく変わってしまうことがあります。
保有資産を株式などに全力投資をするのは危険です。
相応の現金も残して様々なリスクに備えた資産運用を心がけましょう。

 

利益を出し続けることも可能

投資で利益が膨らむイメージ

資産運用は正しい知識を身につければ高い確率で利益を出せます。
証券会社や銀行、生命保険会社などは資産運用を専門にするプロのスタッフが在籍していて、資産運用でお金を増やす行為は国も推奨しています。

 

資産運用は分散投資や投資商品の選定、最適な売買タイミングの勉強などで利益を出す確率を高めることが可能です。
株式投資などの細かい部分を覚えなくても、投資信託や債権などで資産を増やすこともできます。

 

資産運用にリスクがあることは確かですが消極的になりすぎず、レベルや知識量に合わせて少しずつチャレンジしていくとよいでしょう。
資産運用を覚えれば、人生をより豊かにすることができます。